希少なピンクダイヤ、6月に競売 落札予想価格46億円
【ニューヨークAFP=時事】米ニューヨークで6月、鮮やかなパープリッシュピンクの希少なピンクダイヤモンド「エターナルピンク」が競売に掛けられる。落札予想価格は3500万ドル(約46億円)。競売大手サザビーズが29日、メディアに公開した。≪写真は6月のオークションに出品される希少なピンクダイヤモンド「エターナルピンク」。
米ニューヨークのサザビーズで≫
エターナルピンクは10.57カラットで、クッションカットが施されている。サザビーズは、これまで競売にかけられたパープリッシュピンクダイヤとしては最も価値があり、カラット当たりの予想落札価格は過去最高としている。
米国宝石学会(GIA)役員のトーマス・モーゼス氏は、「洗練されたラインと力強い色から、世界で最も素晴らしい宝石の一つとされる」と語った。
サザビーズによると、原石はアフリカ・ボツワナで発見された。クラリティー(透明度)と不純物のなさは、絵画作品の最高傑作に匹敵するほどの希少価値があるという。
ピンクダイヤモンドは、宝石の中でも希少価値が高く、投資対象としても人気が高い。
ピンクダイヤの落札価格でこれまで最も高額だったのは「CTFピンク・スター」。2017年に香港で7120万ドル(現在のレートで約94億円)で落札された。
1カラット当たりの落札額が最も高かったのは、同じく香港で2022年に5770万ドル(約77億円)で落札された「ウィリアムソン・ピンクスター」。1カラット当たり520万ドル(約6億9000万円)だった。
【翻訳編集AFPBBNews】
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