米ゲームストップの第4四半期、コスト削減で黒字化 株価大幅上昇
[21日 ロイター] - ゲーム販売の米ゲームストップが21日発表した第4・四半期(1月29日終了)決算は、コスト削減が奏功して黒字転換した。黒字は2021年序盤以来。決算発表を受けて株価は時間外取引で50%近く上昇した。
大手販売業者との競争が激化する中、同社はデジタル分野での存在感を高め、実店舗に加えオンライン販売に注力している。
販売や管理関連などのコストは約16%減少した。
一方、ウェドブッシュ証券のアナリスト、マイケル・パクター氏は「コスト削減でゲームストップが成長できるとは考えにくい。来期は再び赤字に戻り、今回の結果は一時的なものだろう」と述べた。
調整後の1株当たり利益は0.16ドル。市場予想は0.13ドルだった。
パクター氏は粗利益率が16.8%から22.5%に上昇したことについて、過去の水準(24─29%)を大幅に下回ると指摘した。
第4・四半期の純利益は4820万ドル。前年同期は1億4750万ドルの赤字だった。
売上高は22億3000万ドル。リフィニティブがまとめたアナリスト予想は21億8000万ドルだった。
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